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参加するには

『堆肥と愛情で育てた
抜群に美味しいじゃがいもの販売支援』

まだ土のついた採れたてで新鮮なじゃがいも

かみしほろの人紹介

加藤農場 
加藤照夫

上士幌町の畑作農家。父と母の三人で約57haの農場を管理している。
特にジャガイモには力を入れており、毎年10種類以上のジャガイモを生産。
おいしいじゃがいもを食べてもらうため、収穫のタイミングや収穫後の保存方法にもこだわっている。

加藤農場 加藤照夫さんの写真

美味しい作物づくりで
農業の経営を
安定させたい

加藤さん 家業を継いで農家になったときには、今ほど農業に興味がありませんでした。どの農家も作っている基本の4つの作物をきちんと作っていれば、経営はなんとか成り立っていたんです。

ただ、「経営を安定させたい」という思いと、「毎年毎年同じことをするだけでは面白くないな」という思いから、自分なりに色々と研究するようになりました。
堆肥を使うようになり、古来からの暦やことわざなどを調べて、その年の天候を予想しながら作付けをしたりしました。

そんなあるとき、役場の方から「秋田のレストランで美味しいじゃがいもを作る農家をさがしている」と声をかけていただいて。それがきっかけで飲食店の方と直接取引を始めるようになり、ふるさと納税が始まったときには返礼品として参加するようになりました。

加藤農場の畑

「美味しい」
という一言が嬉しくて

加藤さん いろいろな相手と直接取り引きを始めると、美味しいと言ってもらえる機会がふえてきました。
「加藤さんのおイモはほんとうに美味しいですね」「どうしてこんなに美味しいのですか?」と言ってもらえることが、本当に嬉しかったです。

自分が一生懸命やることで、こんなに喜んでくれる人がいる。「期待してくれる皆さんにもっと美味しい野菜を食べてほしい」と思うようになりました。そこからもっと、じゃがいも作りにこだわるようになりました。就農したときにはあまり興味がなかった農業の仕事ですが、今では自然に向き合って工夫を重ね、それを喜んでくれる人がいることが本当に楽しくて仕方がありません。

食べた人に喜んでもらえる美味しい作物を作り続けること、そして美味しいものでしっかりお金を稼ぎ、農業経営を安定させることを目指しています。

じゃがいもの苗の様子をチェックする様子

堆肥を使った甘くて
美味しいじゃがいも作り

加藤さん 当たり前かもしれませんが、何よりのこだわりは美味しい野菜をつくることです。特にこだわっているのが堆肥を使った農法。
昔から堆肥を使えば作物が甘くなることは知っていましたが、実際にやると新たに機械も買わなければならないですし、手間もかかり、なかなかできませんでした。

そんなとき、農水省が化学肥料を使わない農法に補助金を出してくれることに。
早速、仲の良い酪農農家に堆肥を分けてもらって使い始めたら、作物がどんどん美味しくなりました。この辺では土地の養分を維持するため、一つの畑に4種類の作物を年ごとに順番に植えていくのですが、堆肥を使うのはじゃがいものときだけなんです。私の畑では小麦とじゃがいもだけを育てることにして、2年に一度堆肥をいれています。だから、イモがほんとうに甘くなりました。

加藤農場ではつくるじゃがいもの9割は普通の馬鈴薯ですが、残りの1割はインカのめざめ、アンデス赤などの特別な銘柄のじゃがいもです。この特別なイモはすべて堆肥で育てています。加藤農場では堆肥を使う回数をふやしているので、本当に甘い美味しいじゃがいもがとれるのです。

畑を耕す加藤さん

農家の経営を安定させる

加藤さん 私が高校生の頃、十勝に大きな冷害がありました。その年の畑はまれに見る凶作で、私は推薦で決まりかけていた東京の大学への進学を諦めなければなりませんでした。今となってはしょうがないよね、と笑い飛ばせますけどね(笑)。
それに、道内の農業学校に入って、家業を継いで、作った野菜を美味しいと言ってくださる方が周りにたくさんいる今の生活にとても満足しています。

しかし、農業は自然を相手にする仕事でもあり、不作のときには人間にできることにも限界があります。だから、調子のよいときには利益を積み増しておく必要があるんです。もし、農家の収入が今より1~2割上がればみんなもっと安心して暮らせるようになると思います。
まだ現役で働いている私の父にも孫にお小遣いをあげられるだけのお金を稼がせてあげたいですし、地域全体のことを考えると、運悪く凶作になったせいで将来の進路を変えなければならない子どもたちを出したくないと思っています。

日頃の生活を豊かにするだけではなく、自然相手のリスクにそなえるために、売上を伸ばすための取り組みをしていきたいと考えています。

加藤農場のじゃがいもで作ったカラフルな芋

高付加価値品種の
じゃがいもを高く売る

加藤さん 売上を伸ばすために、一生懸命作った作物を高く売ることをしっかりやらなければならないと思っています。

インカのめざめ、アンデス赤などの高い価格で売れるじゃがいもを中心に売上げを増やしていきたいと思っています。そのために、インターネット通販や、高く買ってくださるお店・飲食店さんとの直接取引に取り組みたい

どこに出しても胸をはって美味しいと言えるじゃがいもを作るので、それを高く売ってくれる方にお力をお借したいです。

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